軽音楽部のバンドをイメージして作ったという「アルゴリズミックえぶりでい」は、女子高生らしく、アップテンポな曲調に仕上がった。「♪先生の授業はいつもFIFO」「♪O(nlog(n))」など、プログラミング言語が飛び交う歌詞も、プロ生ちゃんならではといった印象である。

――今日の収録はいかがでした?

【上坂すみれ】プログラミングに即した歌詞と、前回より明るくなったアップテンポなメロディー。MOSAIC.WAVさんらしい作り込みで、元気になる曲だと思います。かけ声も多くてテンションが上がる感じ。プロ生ちゃんのイメージにピッタリです。

――歌詞には、FIFOやO(nlog(n))などのフレーズが飛び交っていますね。

【上坂すみれ】歌詞カードにはFIFOと書いてありますが、声に出すと「ファーストイン・ファーストアウト」となるので、略称なんだなって。O(nlog(n))も、最初についている「O」は発音しないという……まるで数式を読んでいる気持ちになりました。でも、プロ生ちゃん的には日常のことなんだと思って、発音を間違えないように気をつけました。

――上坂さんにとっては、日常じゃない?

【上坂すみれ】私はボタンを押したら電源オンとか、再生が始まるとか……。そのくらいでないとダメなんです。パソコンやCDプレーヤーは、私のなかではブラックボックス。急にエラーになると困っちゃったりするタイプです。プログラミング言語を操れる人は、私の周囲にはいないので、そういう人はかっこいいなと思ってしまいます。

――情報処理研究会に在籍する暮井 慧ちゃんは、その見た目によらず頼れる印象?

【上坂すみれ】でも、あまり生活能力はなさそうなイメージ。夜になると元気になってきて、朝は眠たいという……。寝食を忘れて、きっと夜中に元気よくプログラミングしているんだと思います。ちゃんと寝てほしいな(笑)。

――もし、朝起きてプログラマーになっていたら?

【上坂すみれ】朝も早くて、夜も遅くて……。声優の仕事とは真逆な気がして、すごく焦りそうです。きっとパソコンも慌てて操作しちゃうと思います。声優ならキャラに合わせて、いろいろなパターンで録れたりしますが、プログラミングはエラーになりますから。もう、私がプログラマーに生まれ変わっていたら、どうなっちゃうんだろう……。想像がつかないです。
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