完全失業率、10月は2.4% 3カ月ぶり上昇 ロイター
https://jp.reuters.com/article/unemployment-japan-oct-idJPKCN1NY2YL

[東京 30日 ロイター] - 総務省が30日に発表した10月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり、前月の2.3%から上昇した。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.62倍で、前月から低下した。

完全失業率が上昇するのは3カ月ぶり。ロイターの事前予測調査では2.3%が予想されていた。

季節調整値でみた10月の就業者は前月比23万人増の6688万人。完全失業者は同8万人増の168万人で、非労働力人口は同31万人減の4233万人だった。この結果、完全失業率は2.4%となった。

現数値でみた15─64歳の就業率は77.4%と過去最高を更新。完全失業率は小幅に上昇したものの、約25年ぶりの低水準での推移が続いており、総務省は「雇用情勢は着実に改善している」との判断を維持した。

有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.65倍が見込まれていたが、結果はこれを下回った。有効求人数は前月比0.5%減、有効求職者数は同0.6%増だった。

新規求人倍率は2.40倍に低下した。