米ロイター通信は20日、ソフトバンクグループによる運用額10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が韓国の電子商取引(EC)大手クーパンに20億ドル(約2250億円)の追加投資をすると報じた。2015年にも10億ドルを投資しており、筆頭株主としての存在感を強める。企業価値は約90億ドルと評価したという。

クーパンは衣類や日用品などを扱うECサイトで、10年の創業。自前の配達員が迅速に商品を届ける「ロケット配送」が特徴だ。人工知能(AI)で購買データを分析し、様々な効率化や最適化を図っている。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は5日の決算説明会で「韓国でのアマゾンに相当する、圧倒的ナンバーワン。我々は筆頭株主で、強く深くバックアップしたい」と述べている。
2018/11/21 8:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38018160R21C18A1000000/