日本企業の「小粒化」が進んでいる。世界的な企業規模の大型化についていけていないためで、米国では企業の1社あたり時価総額が2000年末の2.6倍になった一方、日本は1.7倍にとどまる。企業再編などによる「新陳代謝」が鈍く、成長力の差を生んでいるとの指摘が多い。企業の競争環境の見直しなどが今後の課題となる。

■中国に逆転許す

00年末に9.9億ドル(約1120億円)だった日本の1社あたり時価総額は17…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37904440X11C18A1MM8000/