>>363
原発輸出は政府の肝入り案件だった。
「地球温暖化対策の決め手」と、アル・ゴアも宣伝していた。
ウェスティングハウスを買い、原発事業を推進する事は「確実」に見えた。
原発は古い技術で「失敗しない」投資対象に見えた。
当時は、原発本来の危険性や廃棄物という筋の悪さは目に入らなかった。

トップ案件だから、安全コストのリスクや、契約のリスクは無視される。問題を指摘する部下の声は握り潰される。
全て自分の「堅実な」昇進を「確実」にする為だ。

東芝幹部がチキンハートで、自分の目の前の「堅実」「確実」を求めた結果だ。
「会社で失敗したら人生終わり」なので、堅実・確実を求める人は、隠蔽と誤魔化しに走る。

「不正会計」も同じ事だ。政府案件なので「失敗は許されない。」赤字決算では「約束された」財界総理になれない。
リスク無視のザル契約のツケで莫大な負債を被ったが、表に出ると倒産するかもしれない。
「堅実」「確実」に歩んで来た人生が終わる。ともかく、この場は蓋をして誤魔化そう。