2018年10月26日19時18分
写真・図版
コメダ珈琲店の店舗前にコメ兵の仮設店舗が出店するイメージ図(コメ兵提供)


 中古品販売大手のコメ兵(名古屋市)は26日、同市瑞穂区にあるコメダ珈琲(コーヒー)店本店に仮設店舗を出し、高級時計やブランドバッグなどの買い取りイベントを開催する、と発表した。買い取り場所の法規制が緩和されたことを受け、顧客との接点を増やし、仕入れを強化するねらいだ。

 コメダ珈琲店本店の駐車スペースに、車を改造した仮設の「買い取り店舗」を設置し、持ち込まれた高級ブランド品などをコメ兵の鑑定士がその場で査定し、買い取る。今月28日から11月11日までの期間限定。

 買い取り金額に応じて、コメダで使えるプリペイドカードを最大3千円分受け取れる。成立しなくても、査定を依頼するだけでコーヒーなどのドリンク券が1枚もらえる。

 今月24日、古物営業法が改正され、期間限定の仮設店舗で買い取りができるようになった。これまでは、許可を得た自社店舗や訪問買い取り先の自宅に限られていた。

 コメ兵の広報担当者は「リサイクル業界の要は、どれだけ商品の仕入れができるか」と話し、コーヒーショップのような身近な場所でも買い取りを展開し、顧客の取り込みをはかる。出店先は百貨店などの商業施設に順次広げていく。

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