3連休明け18日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比325円87銭(1.41%)高の2万3420円54銭で終えた。3日間で合計815円(3.6%)上昇し、2月1日以来、約7カ月半ぶりの高値を付けた。トランプ米政権が17日、対中制裁関税第3弾の発動を表明したが、税率の上乗せ幅を当初予定の25%から年内は10%に引き下げたため、「いったん悪材料が出尽くした」との見方が広がった。株価指数先物には9月決算期末の接近に伴う持ち高調整の買い戻しが加速した。

 日経平均は5月以降続いていた2万2000〜2万3000円のボックス圏を前週末に上放れした。このためチャート分析を重視する海外の短期投資家が株価指数先物への買い戻しを膨らませたとの見方もあった。18日の中国・上海株式相場の底堅さも投資家の買い安心感につながった。

 JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前週末比280ポイント(1.83%)高の1万5587.80だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、31.27ポイント(1.81%)高の1759.88で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆9496億円。売買高は15億8144万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1780、値下がりは271、変わらずは57銘柄だった。

 テルモとKDDIが上昇した。ユニファミマと花王も高く、キッコマンと塩野義も上げた。一方、ファストリ、ソフトバンク、リクルートが下落し、京セラとアルプスも安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/9/18 15:26
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_Y8A910C1000000/