明治時代の55歳定年(制度というより慣例)は、男性の平均寿命が約50歳のころの話。
文字通り終身雇用だった。
先の戦争で年金制度が整備され、50〜55歳で引退し年金が支給されるようになったわけだが、寿命は伸びるは少子化になるわで、誤算と言えばそうだし、長期的には場当たり的な政策に終始したということでもある。
文化人類学的にみれば、壮大な実験と言えるかもしれない。