「現金支払いはお断り」――。こんな形態の店舗やホテルが徐々に増えている。キャッシュレス先進国のスウェーデンではなく、「現金大国」の日本で広まり始めたのはなぜか。その背景を探ると、キャッシュレスを巡る意外に根深い課題が浮き彫りになってきた。

 「現金をまったく使わないようにすれば1店舗で毎月約20万円が浮く」。九州地方を中心にドラッグストアなどを運営する新生堂薬局は10月から、現金を使えない店舗を福…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34823300R30C18A8EE9000/