農林水産省が22日発表した食品価格動向調査（13〜15日、全国平均）によると、レタスとキャベツの小売価格が前週比で安くなった。平年（過去５年平均）比では対象の野菜４品目の全て高いが、葉物野菜は猛暑の影響が和らぎつつある。

https://www.nikkei.com/content/pic/20180822/96958A9F889DE1E6E6E6E4E1EAE2E0E0E2EAE0E2E3EA839FEAE2E2E2-DSXMZO3444636022082018QM8001-PB1-1.jpg
葉物野菜が値下がりしている（都内のスーパー）

　レタスは１キロ470円と前週比４％安く、キャベツは同230円と11％安い。レタスの主産地であるＪＡ長野八ケ岳（長野県南牧村）の担当者は「台風12号が来てから生育が進んだ」と話す。足元の出荷量は前年並みに戻ったという。

　一方、キュウリやトマトなどの果菜類は前週比で上昇した。６月からの曇天や低温で収量が減少している。レタスも平年比では８％高く、キャベツは53％高い。

2018/8/22 16:05
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34446380S8A820C1QM8000/