任天堂が31日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%増の306億円だった。昨年3月に発売した家庭用据え置き型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の関連ソフトの販売増加が業績をけん引した。

 売上高は前年同期比9%増の1681億円だった。ニンテンドースイッチ関連ソフトの販売は1796万本と前年同期の2倍強に達した。5月に発売した「ドンキーコング トロピカルフリーズ」や6月発売の「マリオテニス エース」などが好調だった。ゲーム機は国内外で前年同期比4%減の188万台と前年を下回ったが、利益率の高いソフトの販売増が補った。

 携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売は前年同期比62%減の36万台、ソフト販売は50%減の295万本だった。6月に販売を再開した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は126万台売り上げた。

 営業利益は88%増の305億円だった。

 19年3月期の連結業績予想は据え置いた。ニンテンドースイッチの19年3月期の販売計画(2000万台)も変更しなかった。純利益は18%増の1650億円を見込む。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31HLO_R30C18A7000000/