米Amazon.comが7月26日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高は前年同期比39%増の528億8600万ドル、純利益は約13倍の25億3400万ル(1株当たり5.7ドル)で過去最高を更新した。売上高はアナリスト予測の533億5000万ドルに届かなかったが、純利益はアナリスト予測の1株当たり2.49ドルを大幅に上回った。

 クラウドサービスのAWSやWhole Foodsが加わった北米での販売が好調だったことに加え、為替変動によるプラスの影響があった。為替変動の影響を除いても、売上高は37%増だった。

 同社は1月、北米でのプライム会費を値上げしたが、ブライアン・オルサフスキーCFO(最高財務責任者)は電話会見で「プライムは依然として強く、会員はこのサービスを実に高く評価している」と語った。

 AWSの売上高は49%増の61億500万ドル、営業利益は79%増の16億4200万ドル。売上高全体に占める割合は、前四半期から1ポイント減の10%だった。

 ジェフ・ベゾスCEOは発表文で音声アシスタント「Alexa」について「顧客がどこにいてもAlexaを使えるようにしたい」と語り、SonosやLenovo、トヨタなどのサードパーティー企業が製品にAlexaを搭載していることを強調した。

 第3四半期(7〜9月)の見通しは、売上高を前年同期比23〜31%増の540億〜575億ドル、営業利益を14億〜24億ドルとした。
2018年07月27日 07時16分
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/27/news061.html