中国共産党内にはおおざっぱに分けてニつの政治勢力があった。

一つ、毛沢東が「走資派」と呼んで批判した主流派・主権派・教条主義派。ケ小平ら。
二つ、毛沢東派、毛沢東主義。反教条主義派。

走資派というのは要するに「資本主義の道を歩いて共産社会を実現する」という考え方。
毛沢東が餓死者を大量に出す失政により失脚してケ小平らが実験を握った中国共産党は
走資派路線にふたたび戻り、資本主義化を党の第一目標に掲げるようになった。

中国が本格的に資本主義経済圏に参入してきたのだ。これによってグローバル資本主義が実現した。