・米大統領が「度胸試し」、悪影響は米企業以外にも及ぶ
・GMMの一部顧客、貿易の不透明感から中国での支出削減

シカゴに本拠を構えるGMMノンスティック・コーティングスのラビン・ガンジー最高経営責任者(CEO)は
貿易戦争について「ひどい政策だ」と述べ、トランプ米大統領による輸入品への関税強化が
米国民に経済的な苦痛を与えると語った。     
  
  ガンジーCEOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ハンマーを引き合いに出し、
「トランプ氏はこうした関税で米国の顔面をたたくのをやめるべきだ。誰にとっても好ましくないと私は思う」と語った。
ポットやフランパンなどの焦げ付き防止コーティングを手掛ける同社は、2016年に昭和電工に買収された。

  GMMには既に中国での支出を最大40%削減した顧客がいると指摘したガンジー氏は、
トランプ氏が「度胸試し」をしており、これは米国企業に限らず、
世界のサプライチェーンを通じてそのパートナーにまでマイナスの影響が及ぶだろうと警告した。
             
原題:Trump’s Tariffs are Hammering America in the Face, CEO Says (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-07-06/trump-is-hammering-america-in-the-face-with-tariffs-ceo-says

Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-09/PBKOHJ6KLVR501