パナソニックは、全国の観光地や遊園地にカメラを設置し、希望する観光客らを自動撮影して画像を提供する「カメラシェアリングサービス」を2019年から本格展開する。事前に顔写真を登録しておけば、人工知能(AI)が顔認証機能で当人を特定し、表情も読み取ってベストショットを撮影してくれる。手ぶらで余暇を楽しみながら思い出の写真を残せる。

 これまで京都鉄道博物館(京都市)など約20カ所で試験導入しており、利用者が撮影スポットで事前登録した専用のカードを読み取り機にかざせば撮影が始まる仕組みとなっている。画像はインターネットのクラウド上に保存され、スマートフォンやパソコンでダウンロードできる。

 こうしたシステムをAIで発展させ、19年からはプロカメラマンのように最高の表情や瞬間を自動撮影できるようにする。自分たちでは撮影できないような高い位置からなど、さまざまなアングルの写真も楽しめる。20年末までに500カ所以上で展開することを目指している。
2018.7.7 05:00
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180707/bsc1807070500006-n1.htm