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ケインズ: 金がないなら経済は存在しない。あらゆる手段を使って金を回すべきで、政府が借金をして国民に金を配ればいい。
必要であれば穴を掘らせて小切手を埋めればいい、実現は官僚機構は関与させず小切手掘りの自由競争にまかせる

ルーズベルト: 金を与えれば個人の誇りやFree Enterprise、自由人の自立を失ってしまう、経済的な自立と職の両方を支援する(共産主義ではない)
景気が回復すれば放任主義に戻す

1937年のルーズベルトの財政健全・放任主義回帰(ケインズは強硬に反対)によって
増税と支出削減をしたところ、1938年には20%程度の失業率に逆戻りした
その後、ケインズ等の批判を受け入れ、積極財政に転じるが第二の大恐慌の引き金はルーズベルト夫妻の1920年代への回帰主義にあった

肥大して不効率で民主的に選ばれていない官僚が支配する巨大な公共セクターは反ケインズ的な主張と言える

ケインズは不況時の対策に金をばらまくことを主張したのであって、官僚国家や独占をケインズは反対している

Keynes "If the Treasury were to fill old bottles with banknotes, bury them at suitable depths in disused coalmines which are
then filled up to the surface with town rubbish, and leave it to private enterprise on well-tried principles of laissez-faire
to dig the notes up again (the right to do so being obtained, of course, by tendering for leases of the note-bearing
territory)

銀行券に瓶につめて、穴に埋めたあとは、自由競争の市場原理によって個々の意志によって穴を掘り起こせばよいとケインズは言う
また穴堀の権利取得は競争的入札方式を提案している