千葉大学は2日、高校2年修了後に大学入学できる「飛び入学制度」で、プログラミングが得意な高校生向けの入試方式を導入すると発表した。2020年春入学の試験から、工学部総合工学科情報工学コースで実施し、AI(人工知能)やビッグデータ処理などの最先端技術を身につけた高度IT(情報技術)人材の育成を目指す考えだ。

 同大によると、志願する高校生は、プログラミング能力などを競う「日本情報オリンピック」予選に参加したうえで、飛び入学の試験で数理情報科学の問題解決能力を測る課題論述や2次面接を受ける。予選の成績と合わせて総合的に評価する。20年春入学の試験の場合、19年12月に課題論述などが実施される。

 飛び入学生は、1年次から情報科学の専門教育を少人数で受講でき、海外研修などの特別プログラムも用意される。担当者は「プログラミングが得意という高校生にぜひ、挑戦してほしい」と呼びかけている。

2018年07月04日 14時14分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180703-OYT1T50040.html