6月の日銀短観は5年半ぶりに2期連続で悪化

 日銀が2日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回3月調査から3ポイント下落のプラス21となり、平成24年12月以来5年半ぶりに2期連続で悪化した。
 3カ月後を示す先行きはプラス21で横ばい。
 原材料価格の高騰や人手不足に加え、トランプ米政権の保護主義的な通商政策も企業心理の悪化に影響した。

 大企業非製造業の景況感は1ポイント上昇のプラス24で4期ぶりに改善。
 中小企業の全産業はプラス11で横ばいだった。

 DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いた数値。

産経新聞 7/2(月) 9:10
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