>>594
もっと単純な話。

特殊合計出生率は、あくまでも「出産適齢期の女性が、どれだけ子供を産んでいるか」というだけの指標。
少子化の指標としてはこれが一番正確なのは間違いない。

ただ、少子化が問題となるのは、高齢化とセットでなんだよね。
少子化の問題点は将来の労働人口が「相対的に」小さくなることなんだけど、高齢者人口の割合が高くなればなるほど、労働人口の割合は低くなる。

普通出生率は、高齢者も含めた人口に対する出生率の割合。
高齢者の多い日本は低く出るし、日本に比べれは高齢者の割合が少ないシンガポールは低く出る。韓国中国も同じ。
だから、少子高齢化の深刻さをあらわす指標としては、こちらの方が蓋然性が高い。

もっといえば、生産年齢人口比率や従属人口指数の推移を見る方が、「少子高齢化」の深刻さをみる上では妥当なのだが。