時系列を見ない人が多いんだよ。

日本の株価は企業の業績に連動するが、1989年には日経平均が39000円。
バブル崩壊で、それが14000円くらまでの大暴落。
その後も、2000年に2万円で、野村證券が日経平均はもっともっと上がりまくるぞって
1兆円ファンドを買わせたら、即座に大暴落が始まり、たった3年で7600円
まで、1/3近くの暴落。

株だけじゃなくて、日本国債も200年には暴落が始まり、売りが殺到し売買停止措置まで
発動されたくらいで、もう日本はだめかも、って状態。

その後今度は大暴騰がはじまり、株を持ってりゃすぐに資産が3倍だ、って状況。
その後リーマン・ショックで、またまた大暴落で、18000円の日経平均は、
6990円までのまた1/3かよっていう大暴落。

で、現在は日銀の緩和で、8000円から3倍の5年間の大暴騰。
上がると、日本は景気がいいんだ、法人税も増えたぞ、個人資産もバク上げだって
世論になるわけよ。

過去の推移と、過去の大暴落がなんで起こったのかも忘れてしまうし、
税収も、何度も激減することすら忘れてしまう。

簡単にいうと日銀の緩和後に回復した景気や、経済は日銀の緩和が限界に
なったら、また前の日経8000円に戻っても全然不思議じゃないわけよ。
根本的な問題は、何も解消されてないんだから。

日銀は現在日本国債の4割以上買っちゃってて、こんなの世界でも歴史的にも
ありえんことをやったわけ。
でも、すでに日本市場の国債はなくなりつつあり、日銀は数年で、これ以上
緩和しようとおもっても出来ないんだよ。
あたりまえだが、オリンピック後には景気後退がすさまじい規模でやってくる。