ロイター通信は14日、米マイクロソフト(MS)がレジのない店舗に関する技術開発を進めていると報じた。米アマゾン・コムが今年1月にワシントン州シアトルで開店したレジなし食品店「アマゾン・ゴー」に対抗する。脅威に感じる他の小売業者に技術を提供する考えだ。

MSは客がカートに入れた品物を把握するシステムを開発中で、世界中の小売業者に技術の一部を紹介。米小売り大手ウォルマートとも協議し、提携する可能性もあるという。サービスの導入時期は未定。

MSは、ネットワーク経由でデータを処理するクラウド事業に注力している。レジなし店舗もクラウドサービスを利用する。

アマゾンのレジなし店舗は、人工知能(AI)が自ら学習するディープラーニング(深層学習)、画像認識などの技術を使う。シカゴとサンフランシスコでも近く開店する。(共同)
2018.6.15 08:23
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180615/bsj1806150823007-n1.htm