電気自動車(EV)メーカーのテスラに倒産や身売りの噂が飛び交っている。起業家イーロン・マスクが掲げる目標は多くが未達に終わり、ヘッジファンドに空売りの「好材料」を提供しているのだ。実際、テスラは電池の量産やコストダウンの壁にぶつかっており、自動運転技術の開発も足踏みしている。売られる悪材料が多いのは事実だがマスクにはまだ使っていない様々な「錬金術」がある。

■未熟なオートパイロット

 5月29日、カ…
2018/6/11 6:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31455290W8A600C1000000/