厚生労働省が29日午前発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1・59倍だった。

前月から横ばいだが、高水準を維持している。求人票を受理したハローワークごとの「受理地別」で見ると、最高が東京都の2・09倍、最低は北海道と沖縄県の1・17倍。正社員に限った全国の有効求人倍率は、前月比0・01ポイント上昇の1・09倍だった。

総務省が29日午前発表した労働力調査によると、4月の完全失業率(季節調整値)は2・5%。2月から3か月連続で同じ値となった。1993年以来25年ぶりの低水準で推移しており、同省統計局は「雇用情勢は着実に改善している」と見ている。完全失業者数は前月比1万人減の172万人。

2018年05月29日 10時45分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180529-OYT1T50012.html