フィットネスクラブ大手のRIZAP(ライザップ)グループは28日、新設する最高執行責任者(COO)にカルビーの松本晃会長を迎える人事を発表した。松本氏は代表取締役にも就く。瀬戸健社長は社長兼最高経営責任者(CEO)になる。6月24日の株主総会とその後の取締役会で決定する。

28日、東京都内で会見した瀬戸社長は、ヘルスケア分野など今後の成長戦略のかじ取りを松本氏に委ねる考えを明らかにした。松本氏は会見で「ライザップは魅力のある会社だ。私の力が成長に寄与できると確信する」と述べた。

松本氏は米ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人社長などを経て2009年にカルビーの会長兼CEOに就任。シリアル食品の「フルグラ」のヒットなどでカルビーを成長軌道に乗せ、「プロ経営者」として高い評価を得ている。松本氏はカルビー会長を6月末に退任することを既に発表している。
2018.5.29 05:43
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180529/bsd1805290500003-n1.htm