世界中に多くのユーザーを持っているAppleは、台湾にあるPegatronの工場でiPhoneの製造の一部を行っています。そんなAppleの主要サプライヤーであるPegatronにおいて、Apple製新デバイスのプロトタイプが製造されていると報じられています。

Apple’s Star project could be an ARM-based touchscreen hybrid with LTE | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/05/25/apple-project-star-arm-details/

コードネーム「Star」と名付けられた新デバイスは、少なくとも2018年1月からプロトタイプの製造が行われており、台湾にあるAppleのパートナーPegatronの工場が製造を担当しているそうです。生産されたプロトタイプはApple本社でのテストを行うため、少数がApple本社のあるクパチーノに送られています。

Appleは2006年からMacでIntelのCPUプロセッサを使用し、iPhoneといったモバイルデバイスでは2010年からApple独自設計のプロセッサを使用しています。ところがAppleが開発中と報じられているStarは、ARMプロセッサを搭載する初めてのMacになる可能性があるとのこと。

Starの性能について詳しいことは判明していませんが、タッチスクリーン・SIMカードスロット・GPS・コンパス・耐水性を備え、MacのブートシステムであるEFIが動作することはわかっています。Starは2020年の出荷を目標にしているとのことで、iPhoneやMacといった既存のデバイスとは違うデバイスに分類される可能性もあると報じられています。
https://gigazine.net/news/20180528-apple-star-project/