0001ノチラ ★
2018/05/25(金) 07:09:10.24ID:CAP_USERトランプ大統領は首脳会談中止を伝える金委員長への書簡を公表してから数時間後にホワイトハウスで、「いろいろなことが起こる可能性があり、将来には素晴らしい機会もあり得るだろうが、今回の会談中止は北朝鮮と世界にとってまさに大きな挫折だと思う」と述べた。
トランプ大統領はマティス国防長官および日韓首脳と協議したと発言。米軍は「必要なら準備ができている」とした上で、米国の同盟国である日韓両国は「北朝鮮が愚かないし無謀な行為を行う場合に備えて用意を整えているだけでなく、多くの財政的なコストないし負担を担うことに前向きだ」と語った。
しかし大統領は一方で、「誰も心配することはない。われわれが必ず何とかする」と発言。6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談が再び実現に向けて動き出す可能性や、将来的に実現する望みを残した。
だが、その後のトランプ政権高官の発言によってこうした期待も後退した。同高官は、北朝鮮がこのところ、米朝首脳会談の準備への協力をやめていると指摘。米当局者らは先週、シンガポールで北朝鮮の当局者と会う予定だったが、北朝鮮の当局者は姿を現さず、「すっぽかした」と匿名で語った。
韓国の文在寅大統領は朝鮮半島の平和をあきらめてはならないとした上で、米朝首脳が声明やツイート、報道官を通じてやり取りすることで会談を成功させる機会を逸したとの考えを示唆。「ややこしく微妙な外交問題を現在のような対話方法で解決するのは困難だ。米朝首脳がより直接、緊密に対話して問題に対処することを望む」との声明を出した。
トランプ大統領は、金委員長とは「最近まで良い対話ができていた。金委員長は正しいことをしたがっていると思う。そう信じている」と発言。「こうしたことが起きているのはほんの最近のことで、起きている理由を私は理解していると思う」と語った。それ以上の説明は控えたが、大統領は今週、金委員長が今月8日に中国の習近平国家主席と会うまでは米朝首脳会談の準備は順調に進んでいたと述べていた。
政府当局者が匿名で明らかにしたところでは、中国はトランプ大統領が最近シグナルを発していたことから、米朝首脳会談中止には驚いていなかった。
今後の米朝関係の見通しは不透明だ。トランプ大統領は米国として金委員長と北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けるとしてきた。トランプ政権高官は、米国による金委員長への圧力はまだ最大限に達していないと述べ、追加の制裁ないし措置の可能性を示唆した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-24/P98S1L6VDKHS01