東京電力ホールディングス(HD)傘下で火力発電事業などを担う東京電力フュエル&パワー(FP)は22日、火力発電所の運営に人工知能(AI)を活用すると発表した。このほど、インドのIT(情報技術)企業の日本法人と提携。運営に最も適したモデルを開発して導入を加速する。東電FPは広野火力発電所(福島県)で過去2年分の運転データをもとにAIを用いた実証実験を実施。窒素酸化物(NOx)の排出量が約10%減ったという。

提携では、東電FPが持つ火力発電所の膨大な運転データと、インドのIT企業が持つAIや機械学習の知見を組み合わせ、火力発電所を効率的に運営するためのモデルを開発する。
2018.5.23 05:32
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180523/bsd1805230532005-n1.htm