0001へっぽこ立て子@エリオット ★
2018/05/14(月) 12:08:58.83ID:CAP_USERhttps://www.nikkei.com/content/pic/20180514/96958A9F889DE1E2E6E6EAE4E3E2E3E6E2E7E0E2E3EA8A839AE2E2E2-DSXMZO3044859014052018XQH001-PB1-1.jpg
飲食店向けの業務用商品の販売では値上げに伴う駆け込み需要の反動があった
サントリーのビール系の販売量は前年同月比で1%増えた。業務用の値上げでは、主力ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の樽(たる)入りなどの価格を据え置いたため「値上げによる前倒し需要が起きず影響もなかった」という。
ただ、プレモルの派生商品「〈香る〉エール」の刷新効果が薄れたことでビールは10%減った。一方で、第三はアルコール度数が高めの「頂」の販売拡大が寄与して6%増加。全体の販売量を押し上げた。
キリンビールはビール系全体で3%減だった。同社は値上げの駆け込み需要による反動でビールは18%減ったが、ビールに近い味わいの「本麒麟」など新商品の販売が好調な第三が11%増だったため、全体の減少は小幅にとどめた。
一方で、サッポロは全体で15%減と落ち込みが目立った。同社は「黒ラベル」などビールの販売で前年超えが続いていたが、駆け込みの反動で4月は16%減った。加えて、3月は「麦とホップ」の刷新効果で前年を上回った第三も、競争激化の影響で9%減となるなど全体の落ち込みを補えなかった。
アサヒのビール系は前年を4%下回った。同社は3月から値上げに踏み切っており、業務用の値上げ影響が大きいビールでは「(影響が)残っている」。飲食店向けのビールの樽は5%減、瓶は14%減だったが、アルコール度数が高めの「グランマイルド」など、新商品効果で家庭用の缶が8%増えてビールの販売は1%減にとどまった。
3月から各社が順次実施した業務用値上げの影響について、キリンビールの布施孝之社長は「今後の販売への影響は軽微とみている」とする。4月は駆け込み需要の反動があったが、2017年6月の酒類の安売り規制の強化後に価格を引き上げた飲食店も多く、現状ではメーカー価格の引き上げに合わせて値上げに踏み切る動きは少ないとみられる。(湯前宗太郎)
2018/5/14 11:43
日本経済新聞
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