日本経済新聞 2018/5/10 20:23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3032489010052018X30000/

 ソフトバンクはスマートフォン(スマホ)の新しいメッセージアプリの配信を一時停止した。
従来のメールサービスから自動で切り替わる際に、誤ってアプリを消去して、保存されているメールや
対話の履歴が消えてしまう利用者が続出しているためだ。携帯電話番号が分かれば、NTTドコモと
KDDIの利用者ともやりとりできるサービスで、国内7千万人超の利用者を抱える対話アプリ
「LINE」への対抗策として9日に始めたばかりだった。

 アプリの配信を一時停止しているのは「+(プラス)メッセージ」。9日午後10時ごろから配信を停止している。
ソフトバンクのスマホで従来使われているメールアプリを更新すると自動で「+メッセージ」に
切り替わる仕様になっており、スマホのホーム画面に表示されるアイコンとアプリ名も自動で変更される。

 アプリの自動更新を設定していると、スマホの画面に「+メッセージ」のアプリが知らないうちに表れる。
インストールした覚えがないと不審に思って削除すると、これまでのメールなども一緒に消えてしまうという
事象が発生している。ソフトバンクは利用者の誤操作を防ぐために、アプリ配信の一時停止の措置をとった。
配信再開の時期は未定だという。