母親の3人に2人は子供と遊んでいる最中にスマートフォンをいじっている――。輸入玩具販売「ボーネルンド」(東京)がアンケートを実施したところ、こんな結果が出た。80%近い母親が、それをいいことではないと自覚している姿も浮かんだ。

アンケートは4月中旬にインターネット上で実施。1〜4歳の子供を第1子に持つ20〜30代の母親千人から回答を得た。

子供と遊ぶ時にスマホを操作することが「よくある」「たまにある」と答えた人は計65.9%と全体の3分の2。「全くない」は9.6%にとどまった。

複数回答で聞いた操作する目的は「メッセージ・メールの閲覧」が50.6%で最も多かった。これに「WEB検索」の48.3%、「SNSの閲覧」の42.0%などが続いた。

一方で、ながらスマホを「良くない」「あまり良くない」と答えた人は計79.7%に上った。スマホを置いて子供と遊ぶと「子供の遊びに変化がある」と感じている人も85.9%だった。

同社の担当者は、アンケートを実施した狙いについて「子供の成長のためにも、目の前にいる子供の姿をよく見ることの大切さについて考えるきっかけになれば」と話している。〔共同〕
2018/5/8 10:02
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30190970Y8A500C1CR0000/