「日本アフリカ官民経済フォーラム」が南アフリカで始まり、ラマポーザ大統領が日本の政府や企業の関係者を前に「今こそ日本企業がアフリカ大陸での存在感をさらに高めるべきだ」と訴えました。

ヨハネスブルクで3日に始まった「日本アフリカ官民経済フォーラム」には、日本やアフリカ各国の企業関係者などおよそ1400人が参加しました。

会議の冒頭で、世耕経済産業大臣は「日本企業のアフリカへの進出数は、この5年で2倍以上に拡大したものの、アジアなど他の地域と比較すると、日本の進出はまだ限定的な状況です」と述べ、今後も成長が見込まれるアフリカへの日本企業の進出を政府としても積極的に支援していく考えを強調しました。

また、ことし2月に就任したラマポーザ大統領は「今こそ日本企業がアフリカ大陸での存在感をさらに高めるべきだ」と訴え、日本からの投資に大きな期待を示しました。

会場では、JETRO=日本貿易振興機構の主催で、日本の製品や先進技術をアピールするための展示会も開かれ、地元の人たちが大勢、訪れていました。

このイベントは4日まで行われ、日本とアフリカの企業がビジネスの機会を広げていくために何が必要か議論することになっています。
5月4日 8時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180504/k10011426991000.html