0001しじみ ★
2018/05/01(火) 17:10:23.54ID:CAP_USER漁師からは「厄介者」と煙たがられているが、コリコリとした食感が楽しめるという。
静岡県磐田市上新屋にあるフランス料理店「ハーモニー」のオーナーシェフ、
足立久幸さん(65)は、飲食店関係者らを対象に「美食会」などのイベントを開くと、最近よくアカエイの料理を出す。
軟骨の歯触り、癖のない淡泊な味わいのとりこになったといい、「良い食材なので、もっと使ってほしい」と話す。
もともとフランスでは、高級食材として扱われている。
美食会で並んだ料理の一例は、「浜名湖赤エイの青のりソース」。
ブイヨンで加熱したアカエイのひれに白ワインソースを添えたものだ。
口にした人からは「エイに対する見方が変わった」と驚きの声が上がった。
安定的に入荷しないため、店のメニューには掲載されないが、
足立さんは「これからもエイの様々な調理法を提案していきたい」と意欲的だ。
アカエイはエビ、カニ類やアサリを食べるうえ、尾に強力な毒を持つ。
鮮度が低下するとアンモニア臭が強くなることもあり、漁師らが扱いに苦慮していた。
だが、有効活用できれば、「特産品」として売り出すことができ、アサリなどの保護にもつながる。
水産物の商品企画に取り組む浜松市西区の「水産業地域活性化研究会・静岡」は、
地元の漁協や観光協会などと協力し、アカエイのひれを使った薫製(70グラム、税込み1080円)と、
揚げはんぺん(180グラム=6枚、同800〜864円)を開発した。
薫製はそのままで軟らかく、マヨネーズを付けて食べると美味。
揚げはんぺんは、ふわりとした食感と軟骨のこりっとした食感のバランスが絶妙だ。
いずれもJR浜松駅構内の海産物販売店「日高屋」と、湖西市新居町新居の「ヤマサ水産」で販売している。
画像:足立さんが考案した「浜名湖赤エイの青のりソース」
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読売新聞
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