0001へっぽこ立て子@エリオット ★
2018/04/25(水) 16:00:31.85ID:CAP_USER18年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比0.2%増とみている。実質民間最終消費(個人消費)は伸び悩んだが、設備投資と輸出が堅調で、9四半期連続プラス成長の見込みだ。
18年度も輸出と設備投資が底堅く推移し、消費は良好な雇用環境を支えに緩やかな回復が続くとみている。
■海外経済は安定、輸出の改善続く
https://www.nikkei.com/content/pic/20180425/96958A9F889DE0EBEAE3E7EAE7E2E0E7E2E6E0E2E3EAE2E2E2E2E2E2-DSXZZO2981848025042018000000-PN1-1.jpg
4月18日に財務省が公表した貿易統計に基づいて日銀が計算した1〜3月期の実質輸出は、前期比0.5%増だった。GDPベースの実質輸出は、1〜3月期は同0.6%増、17年度は前年度比6.4%増となる見込み。
4〜6月期以降の輸出も、海外経済の安定成長を背景に改善が続く見込みだ。4月17日に中国国家統計局が公表した1〜3月期の実質GDPは、前年同期比6.8%増と前期と同じ伸びを保った。3月の小売売上高も前年同月比で2ケタの伸びとなっており、中国経済は底堅い。米経済は今後大型減税の効果も表れ、好調が続くとみている。米労働省が4月6日に公表した3月の失業率は6カ月連続で4.1%となり、低水準が続いている。欧州連合(EU)28カ国の失業率も改善しており、2月は7.1%と08年9月以来の低い水準になった。
米中の貿易摩擦はあるものの、本予測では、世界経済に打撃を与えるような貿易戦争には至らないと想定している。18年度のGDPベースの輸出は前年度比4.6%増になるとみている。
■設備投資も改善続く
https://www.nikkei.com/content/pic/20180425/96958A9F889DE0EBEAE3E7EAE7E2E0E7E2E6E0E2E3EAE2E2E2E2E2E2-DSXZZO2981847025042018000000-PN1-1.jpg
設備投資の先行指標である機械受注統計の「船舶、電力を除く民需(季調値)」は、17年10〜12月期まで2四半期連続で前期を上回り、18年1、2月も前月比プラスが続いている。1〜3月期のGDPベースの設備投資は、前期比0.8%増と6四半期連続でプラスの伸びを保ち、17年度は前年度比3.6%増となる見込みだ。
18年度の設備投資も堅調な伸びが見込まれる。4月2日に日銀が公表した全国企業短期経済観測調査(短観)の設備投資計画によれば、18年度の設備投資額(全規模全産業、ソフトウエア・研究開発を含み土地を除く)は前年度比2%増が見込まれており、昨年同時期の調査を0.5ポイント上回った。18年度のGDPベースの設備投資は前年度比3.0%増とみている。
■消費は安定した推移
内閣府が4月10日に公表した消費総合指数は、1〜2月平均が10〜12月平均と比べて0.1%低かった。ただ、悪天候や生鮮食品価格高騰の影響が薄れたことにより、3月の消費は持ち直したとみられる。1〜3月期の消費は前期比0.1%増、17年度は前年度比1.1%増と見込んでいる。
18年度中の消費は賃金改善を下支えに緩やかな回復が続く。日本経済新聞社が4月15日にまとめた18年の賃金動向調査(1次集計、246社、4月3日時点)では、平均の賃上げ率は2.41%と20年ぶりの高い水準となった。厚生労働省の毎月勤労統計によると、2月の現金給与総額指数(調査産業計、5人以上、確報)は前年同月比1.0%増で、2カ月連続で1%以上伸びた。賃金は着実に上昇している。18年度の消費は前年度比1.0%増と安定した推移になる見通し。
なお、18年4月から、日本経済新聞社と日本経済研究センターは短期経済予測業務の連携を強化した。それに伴い、今回のNEEDS予測は、同センターが18年3月に公表した短期予測をベースにしている。
(デジタル事業BtoBユニット)
>> NEEDS日本経済モデルについてはこちら
http://www.nikkei.co.jp/needs/model/
2018/4/25 14:56
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29815850V20C18A4000000/