【ニューヨーク=平野麻理子】米飲料大手コカ・コーラが24日発表した2018年1〜3月期決算は純利益が13億6800万ドル(約1490億円)となり、前年同期から16%増えた。主力の炭酸飲料やコーヒー・お茶ブランドの販売量が伸び、業績改善につながった。北米市場で健康志向の高まりに応えて味やデザインを刷新した「ダイエット・コーク」の販売も好調だった。

製造・販売を手掛けるボトリング子会社を切り離したため、売上高は前年同期比20%減の75億1200万ドルだった。為替の影響や会社の買収・整理の影響を除いたベースの売上高は5%増えた。

看板商品の「コカ・コーラ」ブランドの販売量は4%増。北米では今年初めに「ダイエット・コーク」ブランドを見直し、4つの新しい風味を追加、細身の缶で市場に再投入した。販売はこれまでのところ好調で、ダイエット・コークの販売は10年以降初めて四半期ベースで前年同期の実績を上回った。
2018/4/25 4:36
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29811500V20C18A4000000/