YOMIURI ONLINE 2018年04月24日 07時34分
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http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180424-OYT1T50009.html

 日本や豪州など11か国による新たな環太平洋経済連携協定(TPP)に、タイが参加する見通しと
なったことが23日、分かった。

 11か国のTPPは年内の発効が視野に入っており、タイは発効後に加わる方向で調整している。
11か国以外の国が新たなTPPに参加するのは初めてで、今後のさらなる拡大に弾みがつきそうだ。

 TPPを担当する茂木経済再生相は、国会の承認が得られれば、今月末からの大型連休に合わせて
タイを訪問する方向で調整に入った。参加に向けた手続きなどについて、タイ側とすり合わせを行いたい考えだ。

 日本は、参加11か国のうち、最大の経済規模を持つ。財務省の貿易統計によると、日本とタイとの
2017年の貿易額は、日本からの輸出が約3兆3000億円、輸入が約2兆5000億円。
タイは日本の自動車メーカーの主要生産拠点となっているほか、エビなど水産物の輸出も多く、
日本との結びつきが強い。このため、タイとしては、TPPへの参加がさらなる輸出拡大につながると判断した。

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