「自撮り」が大人気の東南アジア市場で、中国製スマートフォンが存在感を強めている。鍵を握るのは、被写体を「とことん美しく」撮影できる機能。リードするのは自社製品を「カメラフォン」とまで呼ぶ世界5位のスマホメーカーOPPO(オッポ)だ。そのOPPOが日本市場を次の照準と定め、1月に参入した。

美肌機能が売り
ジャカルタの大学生リンさん(22)は昨秋、友人のアディティヤさん(21)にスマホを贈った。OPPO製で価格は日本円にすると2万円弱だ。注目したのは撮影機能で、リンさんは「値段の割に質がいい」。アディティヤさんは、そのスマホで食事や休日の様子を「インスタグラム」に投稿して楽しむ。

OPPOが「カメラフォン」と呼ぶ自社の端末は、ソニー製のカメラ用センサーを採用。撮影対象の肌の色などに合わせた美肌機能を搭載するなど、こだわりのカメラ機能を印象づけて、「自撮り」が大好きな東南アジアの人々の心をわしづかみにした。

調査会社IDCによると、20…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
2018年4月19日11時38分
https://www.asahi.com/articles/ASL4H5KGHL4HUHBI01N.html