Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間4月13日、第2世代の「Ryzen」プロセッサを発表し、Ryzenプロセッサラインを次のレベルに引き上げた。

「Ryzen 7 2700X」
8コア、16スレッド
最大ブーストクロック4.3GHz、ベースクロック3.7GHz
キャッシュ20Mバイト
TDP(熱設計電力)105W
「Wraith Prism」クーラー(LED付き)
「Ryzen 7 2700」
8コア、16スレッド
最大ブーストクロック4.1GHz、ベースクロック3.2GHz
キャッシュ20Mバイト
TDP 65W
「Wraith Prism」クーラー(LED付き)
「Ryzen 5 2600X」
6コア、12スレッド
最大ブーストクロック4.2GHz、ベースクロック3.6GHz
キャッシュ19Mバイト
TDP 95W
「Wraith Spire」クーラー
「Ryzen 5 2600」
6コア、12スレッド
最大ブーストクロック3.9GHz、ベースクロック3.4GHz
キャッシュ19Mバイト
TDP 65W
「Wraith Stealth」クーラー

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Ryzen 7 2700X
 これらのプロセッサは4月19日に発売される予定だ。

 第2世代のRyzenで歓迎すべき点は、すべてのプロセッサにクーラーが付属することだ(第1世代のラインでは、一部のプロセッサだけがクーラー付きで出荷された)。

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Ryzenのクーラー
 これらの新しい第2世代のRyzenプロセッサは、より多くのコアとさらなる高速性を実現しているだけでなく、高度な「AMD SenseMI」技術も備えている。SenseMIは、Ryzenプロセッサに組み込まれた一連のセンシング、適応、学習技術だ。

 第2世代のRyzenでサポートされるマザーボードは、「AMD X470」チップセットの形で提供され、Ryzenプロセッサとともに発売される予定で、大手各社が搭載して出荷することになる。

 既存の「300」シリーズのマザーボードを第2世代のRyzenチップに対応させるには、ファームウェアのアップデートが必要だ。ただし、「Ryzen Desktop 2000 Ready」のラベルが付いている300シリーズのマザーボードには、すでにこのアップデートがインストールされている。

2nd Generation AMD Ryzen™ Processors: Ultimate Desktop CPUs for High-Performance Computing Available April 19 Worldwide | Advanced Micro Devices (英文)
http://ir.amd.com/news-releases/news-release-details/2nd-generation-amd-ryzentm-processors-ultimate-desktop-cpus-high

2018年04月16日 10時51分
CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35117782/