朝日新聞社は4月5日バーティカルメディア・プラットフォーム事業“ポトフ”の第一弾として、2つのウェブメディアをスタートした。

 ポトフは、朝日新聞が運営するメディアブランド。朝日新聞が得意としてきたマスに向けた発信だけではなく、特定のジャンルやテーマを深掘りする「バーティカル(専門性の高い)メディア」を、共通のプラットフォーム上に立ち上げる。

 共通基盤上の分析に基づき、最適化したコンテンツを配信。また、編集部とユーザーのミーティングやユーザー同士の交流の機会を設けるなどして、同じ興味関心や価値観を持つ者がリアルとデジタルで集うコミュニティーを作るとしている。

 第1弾は、ミレニアル世代女性向けメディア「telling,」(テリング)と、犬や猫ともっと幸せになる、をテーマにしたペットメディア「sippo」(シッポ)だ。

 telling,は3月28日からスタートしている。仕事、結婚、からだのことなど、ライフステージが変化する際に、自分らしい選択と生き方を見つけたい女性を応援する。

主なコンテンツは、有名無名にかかわらず、今を生きるミレニアル女性の日常やライフストーリーを伝える「STORY」、これからを生きるヒントとなる情報を専門家らに聞く「TOPICS」、安藤なつ、ふかわりょう、ツレヅレハナコ、Ruru Ruriko、パントビスコなどミレニアル世代の女性に刺激を与えられる著者・アーティストらによる連載コンテンツ「COLUMN」を用意。

 女性たちの等身大のインタビュー記事を中心に、役立つ情報やひと息つける記事を掲載する。「上へ」「前へ」だけではなく、立ち止まったり、進む方向を変えたりしながら、枠にとらわれず生きるためのヒントを見つけられる場所を目指すとしている。

 sippoは、2015年からスタートしているペット情報メディアを4月3日にリニューアルした。写真が大きくなり、ナビゲーションがわかりやすくなるなど、見やすくなった。
https://japan.cnet.com/article/35117283/