0001ムヒタ ★
2018/04/02(月) 05:53:16.12ID:CAP_USER引受先は投資ファンドのSBIインベストメントやJPモルガン・チェースの元アジア担当副会長、バート・ブロードマン氏ら。アセントは調達資金を活用して現在約30人の社員を年内に2倍以上に増やす計画で、ソフト実用化の目標を2020年に設定。その後の新規株式公開(IPO)も視野に入れている。
日本を拠点とした自動運転技術の開発は厳しい法規制もあり海外より遅れている。アセントロボを起業した石崎雅之社長は、日本には「世界で一番多くトップティアのカスタマーがいる」と指摘。2つのAIの相互作用で学習能力を高める敵対的生成ネットワーク(GAN)技術を駆使し、自動車メーカー向けなどを想定したソフト開発を加速させたい考えを示した。
自動運転技術の開発には、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独アウディの自動車メーカーだけでなく、米グーグルから分社したウェイモや、ウーバー・テクノロジーズなど多彩な企業が参入。アセントは調達資金で、高級スポーツ用多目的車(SUV)にカメラやレーダーなどを装着し、公道で自動運転のテスト走行を始める計画だ。
GANは1つのAIが作った画像を別のAIが評価する技術。これを繰り返すことで現実に近い道路状況などを作り出し、安全に走行できるソフト開発に生かす。共同創業者で技術担当トップのフレッド・アルメイダ氏は「AIが鍵となる行動パターンを学習できれば現実社会でも通用する」とし、実際の走行による情報収集は簡易化できると説明する。
同社はデロイトトーマツコンサルティングの元執行役員でテクノロジー業界を担当した経験を持つ石崎社長と、IT技術を駆使した顧客情報管理の米セールスフォース出身で人脈も豊富なAI専門家のアルメイダ氏が2016年9月に創業した。
現在は脳科学者ら10カ国以上の約30人が働き、ソニー元副社長の久夛良木健氏も社外取締役に名を連ねる。SBIインベストメントの後藤健副社長は「グローバルな人材の獲得により、高い質を保ちながら組織拡大が見込める」と評価した。(ブルームバーグ Yuki Furukawa、Pavel Alpeyev)
2018.4.2 05:00
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180402/bsl1804020500013-n1.htm