マンションの老朽対策に必要な大規模修繕工事の財源が不足する懸念が強まっている。日本経済新聞の調べで全国の物件の75%が住民から集める修繕積立金を十分に確保できていない実態が明らかになったが、適切な維持管理を阻む落とし穴はほかにも潜んでいる。いま静かに広がっているのが、住民の高齢化などで目立つようになった「空き駐車場」の問題だ。

■稼働率100%は「絵に描いた餅」
 東京都荒川区の築10年超のあるマン…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28640040X20C18A3000000/?nf=1