日銀の資金循環統計によると、家計は2017年に23兆4800億円の資金余剰となった。16年と比べて11兆円増え、6年ぶりの高い水準だった。家計の所得が増えても消費は伸び悩んでおり、資金はため込まれた状態になっている。

 家計が持つ資金の過不足は、資金の増減から負債の増減を差し引いて算出する。これがプラスになると、資金余剰となる。金融機関を除く企業の資金余剰は16年から2兆9500億円減の2…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28557420V20C18A3NN1000/