九州運輸局は12日、2017年の九州への国・地域別外国人入国者数をまとめた。韓国が前年比6割増の219万9613人と大幅に増え、伸びをけん引。全体では33%増の494万1468人と過去最高を更新しており、うち45%を韓国が占めた。2位は184万9446人(全体の37%)で中国が続いた。

韓国は格安航空会社がソウルと九州各地を結ぶ路線を相次いで新規就航・増便し、伸びを後押しした。中国は九州各地へのクルーズ船寄港のほか、個人旅行も増えておりクルーズ船以外の入国者も23万1040人と11%増。台湾も2割増の38万2020人と好調だった。

 あわせて発表した18年1月の入国者数速報値(クルーズ船除く)は17%増の31万9791人。初めてクルーズ船客を除く単月の入国者数で30万人を超えた。前年は春節が重なり中華圏からの旅行者数を押し上げていた。18年1月は春節効果がなかったが、引き続き韓国からの旅行者が伸びた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28009140S8A310C1LX0000/