>>115
日本銀行が国内で資金を融通していますけど、市場を通じて国債を買い入れていたとしても、
国内金融機関や諸外国から「財政ファイナンス認定」を食らって、債務超過に成ったらどうするのか。
現在時点では、国債はリスクフリーレートとされ、安全資産とされていますけど、金融危機などで、
金利が上昇して、民間の調達金利より高い利率が付くことになったらどうなるのか。デフォルトといっても、
本当に資金が払えなくてデフォルトするまでには、実質的に破綻しているという認定を食らうんですよ。
それは、第二次世界大戦のとき、終戦の一年前には、諸外国から実質破綻した負け犬として扱われ、
日本という国が外交も何もできなくなったのと一緒。危機は静かに進行している。原爆や玉音放送という、
劇的なことが起こる前に、既定事実とされて信頼を失うことは、数多くある。

また通貨制度は、信認という問題があって、外からの評価ですね、為替などで通貨の信認が問われると、
そのまま日本円の評価が下がる。現在時点では、円高になっていますけど、信認が失われてしまったら、
通貨価値が毀損される。要するに、インフレだとか、金融緩和だとか、築いてきたものを溶かしている。

既に日本という国の財政・金融政策は、現状では、他国と比較してまだ資金が融通されているからマシなレベルで、
将来においては、全く悲観的に成らざるを得ない。