日本銀行は28日、2017年の電子マネーによる決済金額が前年より1・1%多い5兆1994億円だったと公表した。増加は集計開始以来9年連続。銀行口座から直接引き落とされるデビットカードでの決済も増えており、日本の「キャッシュレス化」が進んでいる。

調査はSuica(スイカ)など交通系5社と楽天Edy(エディ)、WAON(ワオン)、nanaco(ナナコ)の計8社の合計額で、電車などの利用分は除く。

電子マネーの決済件数は54億2300万件と4・5%増。ここ10年で5倍に伸びた。ただ、伸び率は金額、件数とも約11%だった前年を下回った。

WAONの利用可能端末数は1…

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2018年3月1日07時58分
https://www.asahi.com/articles/ASL2X4QKSL2XUTFK00G.html