Samsungの新フラッグシップ機S9シリーズに搭載のAR絵文字は、自分のアバターの表情を3Dカメラで自在にコントロールできる、iPhone Xのアニ文字に似た新機能ですが、Samsungは「アニ文字をコピーしたものではない」と主張しているようです。

AR絵文字はずっと前から開発が続けられてきた?
ウォール・ストリード・ジャーナルのインタビューに答えたSamsungのモバイル部門のディレクターを務めるコー・ドンジン氏は、SamsungのAR絵文字の起源は2001年の折りたたみ携帯の3Dアニメーションまでさかのぼることができると、AR絵文字は独自の技術であるとコメントしました。

「彼ら(Apple)のアプローチと、私のアプローチは完全に異なる」とドンジン氏は語っており、AR絵文字は独自の計画に基づいて発展させたものであるとそのユニークさを強調しています。

米メディアAppleInsiderは、Samsungは確かにAR絵文字に関して独自の開発を行なってきたかもしれないが、Appleが昨年9月にアニ文字を発表してから開発速度を早めた可能性があると指摘しています。

米メディアCNBCはSamsungのAR絵文字について「アニ文字と比べると、完成しているとは言えない」と評価するなど、3D絵文字においてはAppleに一歩越された感のあるSamsungですが、AppleがiPhone Xで初導入したOLEDディスプレイに関しては、すでにSamsungは数年前からスマートフォンで使用しており、両者は互いに譲らない開発競争を続けているようです。
2018年2月27日 01時51分
https://iphone-mania.jp/news-204160/