ソニーは、東京都内のタクシー会社6社と提携して、スマートフォンのアプリでタクシーを呼び出す配車アプリの事業に参入することになりました。1万台を超えるタクシーをAI=人工知能で効率的に配置し、迅速な送迎を目指すとしています。

発表によりますと、ソニーは、いずれも東京のタクシー会社のグリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線協同組合、それに、日の丸交通の6社と組んで、スマートフォンのアプリでタクシーを呼び出す配車アプリのサービスを始めます。

具体的には、ソニーのグループ会社とタクシー会社6社が共同でことし春に新会社を設立してシステムの開発を進め、ことし秋にサービスを始める計画です。

車両の数は6社で合わせて1万台を超え、ソニーが開発したAIが、曜日や時間帯、天気やイベントの情報に応じて需要を予測し、効率的に車両を配置して迅速な送迎を目指すとしています。

配車アプリのサービスは、全国のタクシーのおよそ4分の1にあたる6万台が呼び出せる「JapanTaxi」がすでにサービスを始めているほか、ソフトバンクが中国の配車アプリ大手「ディーディー」とともに事業を始めると発表していて、ソニーの参入で、より身近なサービスとして定着するか注目されます。

2月21日 7時15分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011336761000.html