台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長が成長モデルの転換を急ぐ背景には、米アップルのスマートフォン(スマホ)の成長鈍化がある。アップルのサプライヤーが多い台湾勢のなかでも鴻海はとりわけ影響が膨らんでいる。

 鴻海は2017年モデルでは「X(テン)」を集中生産する戦略を採った。顔認証や高精細の有機ELを初めて搭載し人気が集まると踏んだが、実際は高価格がネックとなり中国などで販売が…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26946040V10C18A2FFE000/