経済産業省が15日発表した2017年12月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報は前月比2.9%上昇の106.5だった。速報値(2.7%上昇の106.3)から上方修正した。速報段階で対象外になっているコーヒー・茶系飲料や航空機用部品などが押し上げ要因となった。

 製造工業稼働率指数(同)は104.9と、前月に比べ2.8%上昇した。輸送機械工業(6.0%上昇)や汎用・生産用・業務用機械工業(6.9%上昇)、電子部品・デバイス工業(3.9%上昇)などが寄与した。半面、低下したのは情報通信機械工業(1.9%低下)や化学工業(0.4%低下)などだった。

 生産能力指数(原数値)は94.6だった。前年同月比で0.1%高く、前月比では横ばいだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/2/15 13:51
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15HGW_V10C18A2000000/