米IT(情報技術)の巨人が強すぎて、新しい企業が育たない。「スタートアップ」の聖地、米国でそんな問題意識が強まってきた。インターネット上の閲覧や買い物の履歴などデータ資源を抱え込む巨大企業に若い企業が次々と買収されているためだ。米企業の開業率は過去40年の最低水準に下がった。技術革新の源泉となってきた産業の新陳代謝が衰えかねないと懸念する声も聞かれる。

 「グーグルやフェイスブックがスタートアップ…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26806670S8A210C1MM8000/