5日の取引で仮想通貨ビットコインは下げが加速、5営業日続落となり昨年11月以来で初めて7000ドルを割り込んだ。ロイズ・バンキング・グループが同行発行のクレジットカードでの仮想通貨購入を禁止しカード発行会社大手の動きに加わるなど、金融機関や政府規制当局がビットコインへの警戒を強めている。

ブルームバーグがまとめた価格によると、ビットコインは一時22%安の6579ドルを付けた。ニューヨーク時間午後4時8分(日本時間6日午前6時8分)現在、7054ドルで推移している。昨年12月に付けた1万9511ドルのピークからは一時約66%下げた。リップルは一時21%安となり、イーサリアムとライトコインも下落。

JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど大手のカード発行会社がクレジットカードでの仮想通貨購入を停止している。

クレイトン米証券取引委員会(SEC)委員長は、上院銀行委員会での6日の仮想通貨に関する公聴会に向けた証言テキストで、仮想通貨問題を明確にする取り組みを自分は支持するとした上で、現行規則はこのような取引を想定していなかったと指摘した。

北朝鮮が韓国の仮想通貨関連プログラムへのハッキングを図っており既に数百億ウォン相当を盗み出したと、聨合ニュースが報じた。また、中国は外国のプラットフォームを含め全ての仮想通貨トレーディングと新規仮想通貨公開(ICO)のウェブサイトをブロックするとサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が報じた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-05/P3O7XB6KLVR401